「心不全かも?」と思ったらどんな検査を受ける?心電図・BNP・心エコーなどを専門医が解説|御茶ノ水駅|おおた循環器内科エコークリニック|循環器内科・内科

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「心不全かも?」と思ったらどんな検査を受ける?心電図・BNP・心エコーなどを専門医が解説

「心不全かも?」と思ったらどんな検査を受ける?心電図・BNP・心エコーなどを専門医が解説|御茶ノ水駅|おおた循環器内科エコークリニック|循環器内科・内科

2026年9月17日

「心不全かも?」と思ったらどんな検査を受ける?心電図・BNP・心エコーなどを専門医が解説

みなさん、こんにちは。院長の太田光彦です。

9月も半ばを迎え、過ごしやすくなってきましたね。

前回は、心不全の種類や、受診すべき症状についてお伝えしました。では、実際に「心不全かもしれない」となったとき、病院ではどのような検査を受けるのでしょうか。

今回は、心不全が疑われるときに行われる検査について解説します。検査の内容をあらかじめ知っておくことで、受診前の不安を少しでも減らしていただければと思います。

本記事の概要

心不全が疑われる場合は、循環器内科で心電図、BNP・NT-proBNPなどの血液検査、心エコー、胸部X線などを行い、心臓の状態や心不全の原因を調べます。それぞれの検査で分かることは異なり、各検査結果をみることで総合的に診断します。検査内容や流れ、費用の目安、受診前に準備しておきたいことについて、循環器内科医が詳しく解説します。

心不全の検査は何科に行けばいい?

心臓と血管を専門とする「循環器内科」を受診しましょう。心不全は心筋梗塞や心臓弁膜症、不整脈などの病気が原因であるケースが多いため、心臓の状態をしっかり調べる検査が必要です。

適切な治療を受けるために、検査で現在地を把握

心不全には、まだ症状がないもののリスクを抱えている段階から、症状が現れている段階、重症化して治療が難しくなった段階まで、A~Dの4つのステージがあります。ステージA・Bでは心不全を発症させないための予防が中心となり、ステージC・Dでは症状をやわらげながら、悪化を防ぐことが重要になります。

そのため、まずは心臓がどのような状態にあるのかを検査で確認することが重要です。

段階 ステージA
心不全のリスクがある
ステージB
心臓に異常が見られる
ステージC
心不全の症状があらわれる
ステージD
治療が難しい
状態 高血圧や糖尿病、脂質異常症などの危険リスクがある。症状はまだ見られない。 心不全につながる心臓の病気(心臓弁膜症や心筋梗塞など)がある。心臓が大きくなったり、全身にうまく血液を送り出せなくなったりしている。 急性心不全と慢性心不全を繰り返す。息切れやむくみ、食欲低下、疲れやすさなどがあらわれる。 治療を行っても改善が難しい。
治療の目的 心臓の病気が起こらないように予防する 心臓の病気の悪化を防ぐ 症状を軽減させ、心不全の悪化を防ぐ 緩和ケアを行う

息切れやむくみなどの症状を抑えることも大切ですが、それだけでは十分ではありません。症状の原因が心臓のどこにあるのか、心臓のはたらきがどの程度低下しているのかまで調査したうえで、一人ひとりに合った治療につなげていきます。

心不全が疑われるときは、どんな検査を行う?

1つの検査だけで判断するのではなく、心電図、血液検査、心エコー(心臓超音波)、胸部X線(レントゲン)などを組み合わせて調べます。それぞれの検査で分かることは異なるため、患者さんのお悩みから必要な検査を選択します。

たとえば、心エコー検査では心筋(心臓の筋肉)や弁の動きまで見ることができ、心不全の原因となっている病気の重症度や治療効果を判断するのにも有効です。胸部X線検査では、心不全で起こりやすい心肥大や肺のうっ血などを見つけることができます。

※以下の検査費用は一般的な目安です。検査内容や医療機関によって異なります。

心電図検査

心電図の波形から心筋梗塞や不整脈などの病気の有無を調べる検査です。

ベッドにあお向けになり、胸と手首、足首に電極を装着して測定します。痛みはありません。

・時間

1〜2分程度。

・費用目安

自覚症状がある場合や、健康診断で再検査となり医療機関を受診した場合は、公的医療保険が適用されます。3割負担の場合の自己負担額は400円程度です。

血液検査(BNP/NT-proBNP測定)

心臓に負担がかかったときに分泌される「BNP(Brain Natriuretic Peptide)」というホルモンの量を血液検査で調べます。

BNP値は、心臓にどの程度負担がかかっているかを知る手がかりとなり、心不全の診断や重症度の評価に役立ちます。BNP値が高いほど心不全の可能性が高くなりますが、年齢や腎機能、ほかの病気などによっても変化します。そのため、BNPの数値だけで判断せず、症状や心エコーなどの検査結果と合わせて総合的に判断します。

当クリニックにて、初来院時にBNPが82と高い値を示した患者さんについて、詳しい検査を行い、高血圧による前心不全状態を確認したケースがあります。その後、高血圧の治療を続けた結果、9か月後にはBNPが12まで改善しました。

このようにBNPは治療前後の変化を確認する際にも役立ちます。

・時間

約3分〜5分。結果が出るまでの時間は検査をする病院の体制により異なります。

・費用目安

自覚症状がない人が検診や予防目的で受ける場合は全額自己負担で2,000円前後です。

心エコー検査

心臓の大きさや壁の厚さだけでなく、血液を送り出す力、心臓の弁の状態、血液の流れなどをリアルタイムで確認します。心不全の原因となる心臓の病気や、心臓の機能がどの程度低下しているかを調べるうえで欠かせない検査の一つで、治療方針を決める際にも役立ちます。放射線を使わないため、体への負担が少ないことも特徴です。 

・検査の流れ

ベッドに横向きになり、超音波を放射するプローブ(探触子)を胸に直接当てて検査を行います。

・時間

20~30分程度。

・費用目安

自覚症状がない人が検診や予防目的で受ける場合は全額自己負担で9,000円前後です。症状や兆候があり、医師が必要と判断した場合は公的医療保険が適用となり3,000円前後です。

紹介状なしでも専門的な心エコー検査が受けられるクリニック

胸部X線

心臓のかたちや大きさ、肺に水や血液が溜まっていないかなどを調べる検査です。息苦しさがある場合には、その原因が心臓によるものか、肺の病気によるものかを見分ける手がかりにもなります。肺炎や胸水など、心不全以外の病気がないかを確認することもできます。

・時間

約5〜10分。

・費用目安

自費診療は2,000円〜5,000円。公的医療保険の場合は600円〜900円です。

検査前に準備しておくとよいこと

検査を行う前の問診では、以下のことがよく尋ねられます。あらかじめ答えを整理しておくと「伝え忘れていた」となることを防げるでしょう。

問診でよくある質問

  • ・症状がいつから出ているか、どんなときに現れるか
  • ・これまでにかかった病気や治療中の病気
  • ・家族に心臓病などの病気があるか
  • ・現在服用している薬
  • ・食生活、飲酒、喫煙、睡眠、運動などの生活習慣

また、持ち物や衣服、行き方についても事前に準備しておくとスムーズです。

  • ・持ち物: 健康保険証(マイナ保険証)、お薬手帳、健康診断で異常を指摘された方は診断結果。
  • ・衣服: 検査内容によっては衣服を脱いだり、胸元を出したりする場合があります。脱ぎ着しやすい服装で来院すると安心です。
  • ・行き方: 調子が悪いときは運転を控えて、電車やバスなどの公共交通機関やタクシーを利用しましょう。

千代田区で当日予約を受け付けている循環器専門クリニック

当院では、心電図、BNPなどの血液検査、心エコー、胸部X線など、心不全を調べる検査に対応しています。大規模病院と同レベルの検査装置と技師が揃っていますので、不調の原因をしっかりお調べします。

複数の医療機関との連携体制を確立

検査の結果、高度な治療が必要な場合には、信頼できる連携医療機関を紹介させていただきます。近隣の病院だけでなく、ご希望にあわせて通いやすい病院におつなぎしております。最近は首都圏近郊からいらっしゃる方もたくさんいます。

みなさんの身近なかかりつけ医として開院した循環器専門クリニックなので、紹介状は必要ありませんし、即日対応もできます。お気軽にお役立てください。

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よくある質問(FAQ)

Q1.心不全の検査は何科を受診すればいいですか?

A. 心不全が疑われる場合は、心臓や血管を専門とする循環器内科を受診しましょう。心電図や血液検査、心エコー、胸部X線などを組み合わせて、心臓の状態や心不全の原因を調べます。

Q2.心不全の検査では何を調べますか?

A.心電図、BNP・NT-proBNPなどの血液検査、心エコー(心臓超音波)、胸部X線などを行います。心臓のリズムや負担、心臓の大きさ・ポンプ機能、弁の状態、肺のうっ血などを確認し、心不全の有無や原因を総合的に判断します。

Q3.心エコー検査で心不全が分かりますか?

A. 心エコー(心臓超音波)では、心臓の大きさや壁の厚さ、血液を送り出す力、心臓の弁の状態、血液の流れなどを確認できます。心不全の原因となる心臓の病気や、心臓の機能低下の程度を調べるうえで重要な検査です。

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