急性大動脈弁逆流・僧帽弁逆流に関する超音波医学会発表|御茶ノ水駅|おおた循環器内科エコークリニック|循環器内科・内科

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急性大動脈弁逆流・僧帽弁逆流に関する超音波医学会発表

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2025年8月15日

院長の太田です。当院はお盆も元気に営業しております。(8月16日は教科書編集会議のため臨時休診)

さて、またしても遡ること6月1日。初夏の京都で行われた日本超音波医学会第98回学術集会に参加し、救急領域の心エコーシンポジウム招聘演者として発表してまいりました。

セッション終了間際の会場の様子。
国立京都国際会館 会場入口にて

私に与えられたテーマは「急性大動脈弁閉鎖不全症と急性僧帽弁閉鎖不全症を想定したadvanced POCUSの撮り方」。なんとも長いタイトルです。”POCUS”というのは見るべきポイントを押さえた少しお手軽なエコーを意味します。要するに「より上級者向けのワンポイントエコーを撮るコツ」を、これまでの臨床経験を踏まえて15分間お話させていただきました。

大動脈弁閉鎖不全症(大動脈弁逆流症とも呼びます)も僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症とも呼びます)も心臓弁膜症を代表する病気です。通常は加齢に伴ったり先天的なものが多いのですが、非常にまれに急性発症することがあります。健常な人に発症すると急激に呼吸が苦しくなり、横になっていられないほどつらいため、多くの場合は救急を受診することになります。心拍数も速く、呼吸も乱れているため心雑音も聴取しづらいことがあり、診断の決め手は心エコー検査となります。ただし、いくら心エコー経験が豊富でも、この病気は疑わなければ診断するのは難しいです。

当院では心雑音や心電図異常などの健診異常の他、ある日突然出現した息切れや胸痛、動悸など症状のある方にも精度の高い心エコーを即日行い、より迅速な治療を行えるよう日々対応しています。

当院は24時間web予約も可能です。どうぞお気軽にご相談ください。

院長 太田

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