各種検査|御茶ノ水駅|おおた循環器内科エコークリニック|循環器内科・内科

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各種検査

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X線検査(レントゲン)

レントゲン検査

心臓、肺や大動脈などの形状、大きさを映し出す検査です。心臓や大動脈が拡大していないか、肺の動脈・静脈は太いか細いか、血管が途切れていないか、肺に水がたまっていないか、うっ血はないか、などの情報がわかります。当院では座ったままでも安全に撮影することが可能です。撮影する体の部分に金属・プラスチック・湿布薬等があると、X線写真に映ってしまい診断の妨げになりますので、撮影前に外しておくようにお願いいたします。

心電図検査

心電図検査は、短時間(数分程度)で心臓の電気的活動を記録する検査です。不整脈がないか、冠動脈の血流障害がないか、心肥大や心筋症など心筋の異常はないか、心房への負荷などがわかります。電極を取り付けるため、胸と手首、足首の肌が露出しやすい服装でお越しください。

ホルター心電図(24時間心電図)

ホルター心電図とは、携帯型の小型装置を使い、日常生活や睡眠中も含め24時間にわたって心電図を記録し解析する検査です。短時間の心電図検査では診断できない不整脈や冠攣縮性狭心症について、発作の時間帯や頻度などを詳しく調べることができます。当院では小型軽量のディスプレイ付きホルター記録器FM-1400(フクダ電子)を採用し快適に検査を受けていただけます。検査当日は原則入浴できません。電気毛布などの使用は避けてください。装置を返却していただいてから解析を行い、結果を説明いたします。頻度の少ない不整脈の検出を目的として、最長5日間の長時間ホルター心電図を検査することも可能です(※要予約)。

以下に心電図検査とホルター心電図(24時間心電図)の違いを分かりやすくまとめました。

項目 心電図検査 ホルター心電図
記録時間 数分間 24時間異常
装置 診察室の機器を使用 携帯型の小型装置を使用
活動状態 安静時 日常生活中(運動・睡眠含む)
検出できる異常 一時的・安静時の異常 一過性・時間帯ごとの異常
主な対象疾患 心筋梗塞、不整脈、心肥大 不整脈、狭心症の発作
制約 検査時のみ 原則24時間装着が必要

心エコー検査

心エコー検査(心臓超音波検査)とは、人間の耳には聞こえない高い周波数の音波(超音波)を心臓に当て、はね返ってくるエコー(反射波)を画像として描出し、心臓の動き、大きさ、弁の状態などを評価する検査です。放射線被曝の心配がないため繰り返し検査でき、妊婦さんも安心して受けられます。心筋梗塞、心不全、心肥大、弁膜症、心筋症、不整脈など全ての心疾患の評価に用いられます。検査時間は30分前後ですが、疾患や患者さんの状態によってはそれより短くなることも長くなることもあります。

負荷心エコー検査

負荷心エコー検査には、患者さんに運動していただく運動負荷心エコーと、ドブタミンという薬剤を点滴して行うドブタミン負荷エコーがあります。いずれも心臓に負荷をかけながら同時にエコーを行うことで、安静時のエコーでは確認できない心臓の動きや弁の機能、血流の変化を評価することができる検査です。負荷方法は患者さんや疾患に応じて医師が適切に選択いたします。全体の検査時間は約4050分ですが実際の負荷時間は15分前後です。
運動負荷心エコーは、専用の検査台に横になり、自転車のペダルをこいで運動していただきながらエコーを行います。概ね3分毎にペダルが重くなる設定ですが、患者さんの状態によって異なります。足や膝、腰などの痛みのある方は負荷方法を変更する場合がありますので、事前にお申し出ください。
ドブタミン負荷心エコーは、心臓の収縮力を高め、心拍数を増やすドブタミンという薬剤を少量ずつ増やしながら心臓に負荷をかけてエコーを行います。

血管エコー検査

血管エコー検査とは、超音波を使って体内の血管の状態を調べる検査です。動脈や静脈の血流の速さや詰まり、血栓の有無などをリアルタイムで確認できるのが特徴です。痛みもなく、身体に負担の少ない安全な検査のため、動脈硬化の評価や血管疾患の早期発見に広く用いられています。検査時間は30分前後ですが、疾患や患者さんの状態によってはそれより短くなることも長くなることもあります。

血圧脈波検査

血圧脈波検査とは、両腕・両足首の血圧と心電図から動脈硬化の程度や血管年齢を調べる検査です。末梢動脈疾患の評価のほか、生活習慣病の管理にも役立ちます。CAVICardio-Ankle Vascular Index)は動脈全体の固さを、ABIAnkle-Brachial Index)は血管の詰まり具合を示します。検査時間は約10分です。

スパイロメーター

スパイロメーター(呼吸機能検査)は、肺機能や呼吸能力を測定するために使用されます。一般には肺活量検査と認識されています。肺年齢を測定し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)・喘息・間質性肺炎などの呼吸器疾患の診断や治療効果の判定に役立ちます。検査時間は約15分です。

睡眠時無呼吸簡易検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査は、鼻や指にセンサーをつけて携帯型の小型装置を装着し、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度(SpO2)を測定する検査です。ご自宅で検査を受けることができます。日中の眠気がある方、睡眠中の大きないびき、無呼吸を指摘されている方のほか、高血圧や心房細動などの疾患にもSASが関与することがあり、一度は検査を受けてみられることをお勧めします。お気軽にご相談ください。

血液検査

当院では血算(血球分画含む)、CRP、トロポニンIBNPDダイマー、PT-INRなど各種の院内迅速検査が可能です。その他の血液検査項目は外注で行うため、最短で翌診療日の夕方までに結果の報告が可能です。

BNP

BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は心臓から分泌されるホルモンの1種です。利尿、血管拡張、交感神経抑制、心肥大抑制などの作用で心筋を保護しています。ホルモンが生成される過程で生理的に非活性のNT-proBNPと活性のある成熟型BNPに分かれますが、心臓の負荷や心肥大が強まるといずれの値も増加します。したがって、血液中のBNP(あるいはNT-proBNP)濃度を調べることで心臓の状態を簡便に把握できます。胸部X線でうっ血や心拡大などが確認できなくても、BNP(あるいはNT-proBNP)が高値の場合は心不全の早期診断と治療に繋げられます。心不全や弁膜症、高血圧などの患者さんの現状を把握するためにも有用な検査です。

Dダイマー

Dダイマー(D-dimer)は、血液が凝固する時にできるフィブリンという物質が溶けてできる分解産物の一つです。この値が上昇していると、血栓形成傾向のある疾患が存在する可能性が高いと考えられます。具体的には、深部静脈血栓症(DVT)、肺血栓塞栓症、悪性腫瘍、大動脈瘤、手術後、妊娠中、その他血液凝固亢進状態などの病態が疑われます。

PT-INR

PT-INR(プロトロンビン時間の国際標準比)は血液が固まるまでの時間を表します。主にワルファリン(商品名:ワーファリン)の投与量管理のために用いられます。正常値は1.0です。心房細動、リウマチ性弁膜症、人工弁置換術後(主に機械弁)、心筋症、心筋梗塞後、血栓弁などの疾患で、血栓形成予防と治療のためにINRを適正値に調整します。

尿検査

尿検査は、尿中には本来存在しない血液や蛋白、糖などの成分を調べることで腎臓や尿路系の疾患、糖尿病などの病気を調べる検査です。血液検査や超音波検査などを組み合わせて、病気の正確な診断に繋げていきます。

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